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注文住宅を建てる際に、「まずは土地探しから」と考える方は多いかもしれませんが、実際にどのタイミングで土地探しを始めるべきか悩む方も少なくありません。
本記事では、注文住宅における土地探しの正しい順番や失敗しないための注意点、契約から着工までの具体的な流れについて解説します。
家づくりの第一歩としていきなり土地探しから始めてしまうと、さまざまなリスクが伴います。注文住宅を建てる際に正しい手順は「予算→ハウスメーカー→土地」という順番で進めることです。
土地を先に決めてしまうと、建物にかける予算が圧迫される恐れがあります。総予算に上限がある以上、建物の費用が確定する前に土地を購入すれば想定以上に土地代がかさみ、地盤改良など予期せぬ費用が発覚した際に、希望通りの広さや設備を実現できなくなるからです。また、土地の形状や法規制によって、間取りの自由度が制限されることもあります。さらに条件の良い土地はすぐに売れてしまうため「早く決めないと」と焦って契約しがちのため結果としてハウスメーカーをじっくり比較検討する時間が取れなくなってしまいます。
まずは家づくり全体の総予算を把握することから始めましょう。次に、その予算内で希望の家を建ててくれるハウスメーカーを選定します。そして、建物の大まかな予算と理想の家のイメージが固まった段階で残りの予算に合わせて条件に合う土地探しを依頼するのがスムーズな流れです。
土地を探す際に、あらかじめ自分たちの希望条件を整理しておくことが大切です。
すべての条件を満たす100点満点の土地を見つけることは困難です。そのため、事前に条件の優先順位を決めておきましょう。広さや形状といった「建てる」ための条件、周辺施設や通勤・通学の利便性といった「住む」ための環境条件、ハザードマップなどで確認できる「備える」ための災害リスクという3つの観点から、ご家族で話し合って優先事項を整理することが重要です。
土地を探す方法には、インターネットでの検索、不動産会社への相談、自分の足で希望エリアを歩いて探すなど、さまざまなアプローチがあります。なかでもおすすめなのは、家づくりのパートナーとなるハウスメーカーに相談し、提携する不動産会社と連携しながら土地探しからサポートしてもらう方法です。希望の家を建てられる土地かどうかを、プロの目線で判断してもらえるのが大きなメリットです。
土地探しでは、想定外の追加費用や建築制限に注意が必要です。見かけは良い土地でも、地盤改良工事や地中埋設物の撤去などで追加費用が発生するケースがあります。
また、土地には都市計画法や建築基準法などに基づく法規制が存在します。国土交通省によれば、市街地の土地利用を定める「用途地域」によって建てられる建物の種類が制限されるほか、敷地面積に対する建築面積の割合を示す「建ぺい率」や、敷地面積に対する延べ面積の割合を示す「容積率」により、希望の広さの家が建てられないこともあります。こうした制限事項は、購入前に確認しておきましょう。
※参照元:国土交通省「みんなで進めるまちづくりの話」(https://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/03_mati/04/index.htm)
まずは買付証明書を提出して土地を押さえ、並行して住宅ローンの仮審査を申し込みます。仮審査に通ったら、土地の売買契約を結びます。その後、建物の本設計を進めながら建築工事請負契約を締結し住宅ローンの本申込を行います。そして融資が実行され、建物の建築確認申請が下りた後、ようやく着工となります。
注文住宅の土地探しで後悔しないためには、いきなり土地を購入するのではなく、まずは予算計画と建築会社選びから始めることが非常に重要です。事前に希望条件の優先順位をしっかりとつけたうえで、信頼できるハウスメーカーに相談しながら二人三脚で進めることで、スムーズな家づくりを実現しましょう。