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注文住宅を建てる際には、トイレのデザインや間取り、設置する位置なども考えておくとよいでしょう。毎日使うからこそ、生活動線や家族構成によっても入りやすい位置や落ち着ける空間にするためのポイントを押さえておく必要があります。
トイレの間取りを決める上での詳細なポイントを解説します。快適性、機能性、およびデザインを考慮して、最適な選択をしましょう。.
トイレの位置は住宅の快適性に大きく影響します。アクセスのしやすさを考慮し、リビングやダイニングから直接トイレに行ける位置がおすすめです。一方で、視線が直接トイレに向かないよう配置を考える必要もあります。また、夜間に使用する場合を考え、寝室からの向かいやすさを考慮しつつ、音が直接届かないような位置を選びましょう。さらに、来客が利用しやすいように、入口近くにもうひとつ設けておくのもよいでしょう。
トイレの広さは、限られたスペースの中でも快適性を追求するために考えておきたいポイントです。理想とされる広さは、使用する人が圧迫感を感じることなく、立ったり座ったりする動作をスムーズに行える程度。一般的には、最低でも幅90cm×奥行120cmのスペースを確保することが推奨されています。さらに、ドアの開閉や収納スペースの使い勝手も考慮に入れ、計画的にスペースを設計するとよいでしょう。
トイレに窓を設置することも検討すべきポイントです。窓があることで、換気と採光の両方においてメリットが生まれます。自然光が入ることで空間を明るくし、広々と感じさせる効果ももたらします。窓の大きさや位置は、外からの視線を遮りつつ、光を最大限に取り入れることができるように選びましょう。また、プライバシーを確保するために、曇りガラスや高窓を選ぶことも選択肢のひとつです。
トイレ内の収納は、見た目の整頓と機能性を高めるために不可欠。トイレットペーパー、掃除用品、予備のタオルなど、トイレ用品を収納するためのスペースを設けましょう。壁に埋め込むタイプの収納や、トイレの上部に棚を設置することで、スペースを有効活用しつつ、スッキリとしたデザインを実現できます。
トイレの壁紙も、空間の雰囲気を左右する重要な要素です。明るい色やパターンを選ぶことで、トイレを広く清潔感のある空間に見せることができます。また、防水性や抗菌性に優れた壁紙を選ぶことで、衛生的な環境を保ちやすくなります。デザインだけでなく、機能性も考慮して選択しましょう。
トイレの床材は、水や汚れに強い素材を選ぶことが重要です。陶磁器タイルやビニールフローリングなど、清掃が容易で耐水性の高い素材が適しています。また、床が濡れた時に滑りにくい素材を選ぶことで、安全性を高めることができます。デザイン面では、トイレ全体の雰囲気に合う色やパターンを選んで、統一感のある空間を作りましょう。
注文住宅では、トイレの種類を選ぶ自由度が高く、ライフスタイルや好みに合わせて選択できます。設置できる主なトイレの種類を見ていきましょう。
現代の住宅で最も一般的に使用されているのが洋式トイレです。座って用を足すスタイルで、清潔で使いやすい点が特徴。ウォシュレット付きのモデルなど、さまざまな機能を備えた製品があり、衛生面での配慮や使用者の快適性を高めることができます。
和式トイレは、床に穴が開いており、しゃがんで用を足すスタイルのトイレです。最近は少なくなっていますが、設置に必要なスペースを節約できるというメリットがあります。また、しゃがむ姿勢が自然で健康的という意見もありますが、高齢者や体の不自由な人には使いにくい場合があるため、今現在だけではなく将来を見据えて検討するとよいでしょう。
タンクレストイレは、水を貯めるタンクがないため、スペースを有効に使え見た目もスッキリしているタイプです。ウォーターセービング機能付きのモデルもあり、節水にも貢献します。ただし、水圧が一定以上ないと使用できない場合があるため、設置前には水圧を確認する必要があります。
シャワートイレは、洋式トイレにビデ機能が組み込まれたタイプで、便座に水や温風のシャワー機能が備わっています。清潔に保ちやすく、特に寒い地域や冬場には温かい便座が快適です。機能性やデザイン性に富んだ多様な製品があります。
トイレを選ぶ際には、どの排水方式を選ぶかも重要となります。主に、「壁排水」と「床選択肢のひとつの二つの方式がありますが、家の構造によって適した方式が異なります。
壁排水方式は、トイレの排水口が壁に設けられているタイプです。この方式は、トイレの清掃がしやすく、トイレ空間を広く使えるため、スペースを有効活用したい場合に適しています。特に、リノベーションや新築の際に、トイレ空間のデザインにこだわりたい方におすすめです。ただし、壁排水を設置するためには、事前に排水の位置を正確に決める必要があり、設置には専門的な知識が求められます。
床排水方式は、トイレの排水口が床に設けられている伝統的なタイプです。この方式は、多くの既存住宅に適しており、特に古い家や標準的な建築構造の家で一般的に見られます。床排水方式のトイレは、設置が比較的容易であり、排水口の位置変更が不要な場合が多いため、リフォーム時にも選ばれることが多いです。ただし、トイレと床の間に隙間ができるため、清掃時に少し手間がかかる点はデメリットとして考えられます。
排水方式を選ぶ際には、まず既存の住宅構造との互換性を考えることが重要です。壁排水方式を選択する場合は、壁内に配管が可能かどうか、また水圧は十分かなど、専門家の意見を聞きながら計画することをおすすめします。床排水方式の場合は、排水口の位置や高さを確認し、選択するトイレが適合するかを確認しましょう。また、どちらの方式も、将来的なメンテナンスや清掃のしやすさも考慮に入れて選ぶと良いでしょう。
注文住宅でのトイレ選びは、快適な住空間を実現するために重要です。適切な間取りの選定、さまざまな種類のトイレから適切なものを選ぶこと、そして家の構造に合った排水方式を選ぶことが、日々の生活の質を高めます。トイレは毎日使う場所だからこそ、慎重に選んで長く愛用できるものを選びましょう。