八王子で注文住宅を建てるなら
まずはここをチェック!地域密着型の工務店ガイド
家を建てる際、すぐに両親と同居を考える家族、両親との同居がすぐでなくても将来的な同居を考えた設計で家を建てたい人。家庭の事情や形によって建てる家も変わります。
この記事では、二世帯住宅を建てる際にチェックしておきたい、間取りの種類、それぞれのメリット・デメリット、気になる税金についてを詳しく解説します。
八王子で二世帯タイプの注文住宅を購入予定の方は、ぜひチェックしてみてください。
二世帯住宅には大きく分けて3つの種類があります。
完全同居型は、玄関がひとつ。台所やトイレ、お風呂などの水回り、リビングなど、個室や寝室以外の部屋はすべて共同で使用するタイプの間取りです。
部分共用型は、玄関はひとつで、それ以外の部分は共用。両家で相談して共同で使用するか分けるかを決めて間取りを決めます。
完全分離型は、すべての部屋をそれぞれ持つ間取りで、玄関も二つあります。一戸建ての家を隣同士や上下でくっつけた状態の家。
二世帯住居について調べたアンケート結果では、二世帯住宅の間取りは以下のような割合になっているようです。
完全同居型と部分共用型の二世帯住宅が圧倒的に多いことが分かります。
参考:HOME’S(https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00383/)
それには生活スタイルの違い、お互いの配慮という理由もあるでしょうが、給付金や補助金に大きな違いがあることも関係しています。
二世帯住宅を建てるメリットとデメリットから、「本当に二世帯にしていいのか」を、改めて考えてみましょう。
二世帯住宅のメリットは、親世帯と自分たちの世帯がどちらも一戸建てを建てようとしている場合、二世帯住宅にすることで建築費を抑えられるという点。また、すぐそばに両親がいるため、子どもの世話や家事をある程度お願いできることも挙げられます。
また、完全同居型や部分共用型の場合、共同で使用しているスペースが多いため、光熱費を折半し、個々の負担が少なくなるというメリットも。光熱費を負担する割合を事前に決めておけば、トラブルに繋がる可能性も下がります。
完全分離型の場合は、電気メーターや水道メーターも個別に取り付けることも可能です。水回りや個人の部屋も別々なので、使用する電気や水道も一世帯別に分かるようにしておけば、余計なトラブルに発展することもありません。
何より、地震などの災害の際に家族の様子や状況を確認しやすい点が挙げられます。
二世帯住宅のデメリットは、生活のリズムが違う場合、ちょっとしたズレからお互いに不満を感じてしまう点でしょう。
親世帯は早い時間帯に就寝する生活でも、子世帯は仕事の都合などで遅くに帰宅したり、お風呂やトイレ、食事中の会話などが普段の生活音が時間帯によっては耳障りに感じてしまうケースもあります。
完全同居型や部分共用型の場合はとくに、毎日のように顔を合わせるため、不満や愚痴があってもなかなか口に出したり相談もしにくく、お互いが気分よく過ごせなくなってしまう可能性があります。
すぐそばで生活しているので、物音や玄関を出る音、お子さんの行き来などで、お互いの家の状況はほとんど知っている状態になることも多く、家族間のプライバシーが確保できず、息苦しさを感じてしまう方もいます。
二世帯住宅を建てる際の建築費や土地代も最初にどの程度負担するのか明確にしておくことも重要です。
注文住宅は、ある程度形が決まっているタイプの家ならば、1000万円代から作れるケースがあります。しかし、二世帯住宅となると、必要な土地の大きさも部屋の数も変わります。家庭に合わせた間取りを設計するのであれば、想定よりも高額な費用になってしまうことも少なくありません。
どのスタイルが、自分の家庭に合っているかをじっくり考えてみましょう。
完全分離型の二世帯住宅は、親世帯が使用しなくなった家を賃貸として、誰かに貸し出すという選択肢も生まれます。
二世帯住宅を建てるときは、条件を満たしていれば補助金が受けられる場合があります。 補助金を受け取り、できる限り安く、お得に家を建てたい方は、チェックしておきましょう。
二世帯住宅を建てる際に受けられる補助金は以下のとおりです。
地域型住宅グリーン化事業は、耐久性能の高い家、環境に配慮した省エネルギーの木造建築の家を建てる際に受けられる補助金のことです。
金額は、建てた家のタイプによって異なります。
補助金名 | 金額 |
---|---|
地域型住宅グリーン化事業 | 最大140万円 |
すまい給付金 | 最大50万円 |
長期優良認定住宅リフォーム推進事業 | 最大250万円 |
地域の補助金 | 最大50万円 |
また、住宅のタイプだけでなく、建築を依頼する工務店やハウスメーカーも条件のひとつに含まれます。
補助金が出るのは、国土交通省が認めた工務店やハウスメーカーが建てる新築木材住宅のみです。
大手ハウスメーカーやグループに属していない地域の工務店では認定されないため、注意が必要です。
二世帯住宅を建てるケースの場合、上限は140万円ですが、三世帯住宅の場合は、補助金50万円以上追加されることもあるので事前い確認しておくと良いでしょう。
収入に合わせてもらえるもので、最大50万円の補助金が受けられます。 消費税増加に伴う処置なので、条件によっては対象外となることもあるので注意しましょう。年収制限があり、510万円以上の収入がある家庭は対象外となります。
「所得(課税)証明書」の都民税(県民税)の項目にある「所得割」が基準です。消費税に合わせて補助金が変わるため、平成の消費税が8%のときは最大30万円。現在は10%の消費税がかかるため、すまい給付金は最大で50万円になりました。
長期優良認定住宅は新築木造の家に対する補助金ですが、リフォーム推進事業は、もともとある住宅を省エネルギー化させたり二世帯住居として活用できるように改修したりすることでもらえる補助金です。
条件によりますが、100~250万円の補助金が出ます。
長期優良認定住宅は取得できないが、性能が上がっている家の場合は100万円、長期優良認定住宅と認定されたものは200万円、さらに省エネルギー化できている住宅は250万円です。
地域により条件が異なりますが、たいていは50万円前後の補助金が受けられると言われています。
八王子市の場合、省エネルギー化の改修工事をする際の補助金の上限は15万円。耐震改修は最大で100万円です。併用も可能ですが、決められた時期に申請し、市が指定した事業で施工をしなければならないという条件があります。
※居住環境整備補助金一覧表(https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/life/003/001/004/p006694_d/fil/H31itiran.pdf)
税金対策の面で二世帯住宅を考えるなら、以下の税金について知っておくと便利です。
小規模宅地等の特例は、同居していた親族がなくなった場合、相続税の期限内に申告すれば土地の評価額が80%下がるというもの。同居をしている、親族がなくなった後も家に住み続けるという条件があるため、近所に親族や両親が住んでいる場合は対象外なので注意してください。
土地の評価額を安くするために、近所に住むのではなく二世帯住宅にしてみるのも1つの選択肢です。
贈与税は1年間で親からもらった金銭にかかる税金です。もらった金額から110万円を差し引いて税率を計算します。省エネルギー住宅を建てる際にもらった資金の場合は、 800万円以下なら非課税となります。
細かな条件が指定されているため、工務店やハウスメーカー、不動産会社、役所に相談してみるのがおすすめです。
石田工務店は、子どもたちの未来を考え、地球環境保護に貢献している工務店。今までに建ててきた注文住宅は1000棟以上!大工の質にこだわっていて、手練れの職人を確保。施工現場も公開しているほど、技術力には自信があります。
みなみ野にある展示場は、ホームエレベーターや太陽光発電システムを設置した設備の整ったモデルハウスがあります。介護のことも踏まえ二世帯住宅を検討しているなら、一度ホームエレベーターの使用感を試してみてはいかがでしょうか。
画像引用元:石田工務店公式HP
https://www.ishidakoumuten.net/ie/detail/detailG000000015_215.html
南北でデザインを変え、親世帯と子世帯の好みに合わせた仕上がりになのがポイントの二世帯住宅です。床材などのアイテムにバリエーションがあるため、気に入ったものを選べる石田工務店。高級感が出るように外壁にアクセントを加えるといったこだわりポイントも◎。
画像引用元:石田工務店公式HP
https://www.e-house.co.jp/ishida-koumuten/g43.html
完全分離型の二世帯住宅です。キッチンの作りが親世代と子世代で別れており、それぞれに使用しやすいものが選ばれています。間取りも少々異なり、お互いの生活動線を考えた設計となっています。
福安工務店は自然を活かし、地球への負担を減らした家づくりを大切にする工務店。価格を上げずに性能の高い家を作る木造ドミノ住宅作りをしています。快適に過ごせるように、漆喰や珪藻土を用いた建築をしています。
採用しているOMソーラーは、太陽熱によって暖房や給湯のエネルギーをまかなうシステム。作り出せるエネルギーは、家庭内で使用するエネルギーの約6割!エネルギー消費の少ない家づくりを希望する人にもおすすめです。
画像引用元:福安工務店公式HP
https://fukuyasu.co.jp/case/649/
祖父世代から受け継がれた土地に二世帯住宅を建て替え建築。ソーラー付きの二世帯住宅です。玄関はひとつの、完全同居または部分共用型の二世帯住宅で、生活動線は二世帯の距離感を意識して作られたそう。
換気システムである「DOMAく~る」を導入しているため、夏場は外気温を下げて室内に取り込めます。
画像引用元:福安工務店公式HP
https://fukuyasu.co.jp/case/752/
二世代住宅ですが、この先の三世帯住宅を見据えた生活動線の作り方、間取りの考え方をしている家。家そのものはコンパクトですが、無駄なスペースを作らないよう、収納スペースは特注。キッチンも料理をする奥さんに合わせて作られました。
二世帯住宅には、すべての部屋を共同で使う完全同居型、水回りのみ共有するなど部分的に一緒に使う部屋がある部分共用型、玄関から個人の部屋、水回りのすべてを別々に設ける完全分離型の3種類。
補助金の多さを考えるのならば、完全同居型や部分共用型の二世帯住宅を得意とする注文住宅のハウスメーカーがよいでしょう。
補助金よりもお互いの生活のしやすさ、プライバシーの確保を重視したいのであれば、完全分離型の二世帯住宅がおすすめです。
八王子市では条件によりますが、「省エネルギー化の改修工事」、「耐震強化の改修工事」に対する補助金がもらえます。親世帯の家をリフォームする場合に活用できる補助金なので、活用するのもひとつの方法です。