八王子で注文住宅を建てるなら
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2009年〜2013年の間に入居した人に適用される制度に「住宅ローン減税」というものがあります。これは入居した年から10年間は、年末のローン残高に応じて、それぞれの所得税が減税されるという制度です。
この制度、一見、とてもよさそうに見えますが、入居する年によって控除額が減っていくので注意が必要です。例えば、一般住宅の場合、2009年と2010年までに入居の場合は、10年間での最大控除額が500万円にもなります。しかし、2011年以降の場合は、最大控除額が100万円ずつ少なくなっていくのです。
また、控除額が所得税より多く所得税からの控除ができなかった場合、その分の額を翌年の住民税からの減税も可能です。これには上限があり、所得税の課税所得金額の5%まで、または、9.75万円までとなります。
住宅ローン減税には、「返済期間が10年以上」「住居取得から6ヶ月以内に入居」「床面積が50平方メートル以上」「控除を受ける年の所得が3000万円以下」など条件がいくつかありますが、節税効果がとても高い制度なので、条件が当てはまる場合は、ぜひ利用しましょう。
「長期優良住宅普及促進法」で定められた認定を受けた住宅のことを「長期優良住宅」と呼ばれ、「200年住宅」とも言われます。「耐震性」「劣化対策」など、大きく9つほどの項目をクリアしなければ認定されません。
一般の住宅に比べると2割程度、建築費が高くなりますが、住宅ローン減税において、この長期優良住宅は優遇処置がとられています。そのひとつが、最大控除額です。長期優良住宅が住宅ローン減税制動を利用した場合、最大控除額が100万円ほど上乗せされるのです。
エコ関連の住宅設備を、新しく建てる家に設置すると、エコ関連の補助金制度利用することも可能です。例えば、空気を使ってお湯を沸かすことができる1台4万1,000円の「エコキュート」、発電をクリーンな天然ガスで行ない、発電時の発熱も利用できる1台12万4,000円の「エコウィル」、太陽光発電システムなどが、その対象になります。これらの補助金は、国、自治体、協会などから支払われるため、エコ関連の設備を設置予定の人は、ぜひ、利用しましょう。
気になる補助金額は、太陽光発電システムを設置した場合、国からの補助は1kWあたり7万円になりますが、東京都の場合は都からの補助が1kWあたり10万円なのに対して、お隣の神奈川県の場合は県からの補助が1kWあたり3.5万円と差があります。例えば、東京都新宿区内に新築の家を建てる場合、その家に3kWの太陽光発電システムを搭載すると、国からの補助は21万円、都から30万円、区から1kWあたり18万円で54万円の補助金が出ます。
エコ関連の補助金は、その期間や募集している人数、補助される金額の条件など、それぞれ違うので、家を建てる予定の各市町村に確認するようにしましょう。
八王子市では、八王子市内にある住宅の改修工事などを行う場合、工事費用の一部を補助してくれます。2017年度4月17日以降の補助金は、以下の6種類に分かれています。
・バリアフリー化改修工事
・木造住宅耐震改修工事
・木造住宅簡易耐震改修工事
・耐震シェルター・防災ベッド設置
・省エネルギー化改修工事
・長寿命化改修工事
補助金の交付は、対象となる住宅につき1度だけになります。しかし、木造住宅耐震改修工事と木造住宅簡易耐震改修工事、耐震シェルター・防災ベッド設置を行なう場合は、バリアフリー化改修工事と省エネルギー化改修工事、長寿命化改修工事の併用が可能となっています。また、バリアフリー化改修工事のみ、補助金の上限額内であれば、複数回の申請が可能です。
これらの申請には、改修を行なう建物の建築年度が分かる書類の提出が必要です。そして、補助金の額は、各年度ごとに予算額が設定されています。2017年度の場合、バリアフリー化改修工事の上限額は20万円、木造住宅耐震改修工事は112,2万円、木造住宅簡易耐震改修工事は25万円などとなっています。
参考:平成29年4月1日『平成29年度 居住環境設備補助金 一覧表』
補助金の申請受付の期間は3期に分かれています。
補助対象となる工事のうち、バリアフリー化改修工事と省エネルギー化改修工事、長寿命化改修工事の工期は以下のようになりますが、木造住宅耐震改修工事と木造住宅簡易耐震改修工事の工期終期に関しては、この限りではありません。
・一期の受付開始:2017年4月17日(月曜日)
工期が2017年4月17日から2017年8月31日まで
・二期の受付開始::2017年7月10日(月曜日)
工期が2017年7月10日から2017年11月30日まで
・三期の受付開始::2017年11月2日(木曜日)
工期が2017年11月2日から2018年2月28日まで
どの受付期間も予算額に達した場合、終了となるので注意が必要です。