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ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。
設備の効率化や高断熱化などによって20%以上もの省エネを行い、太陽光発電などによってエネルギーを作り出すことで、外部からのエネルギー取得を年間と押して実質ゼロとすることができる住宅をさします。
そのため、ここの住宅での生活にかかるエネルギーは、発電によるエネルギーで全て賄うことができるのです。
このZEHに近いもので「NearlyZEH」というタイプもありますが、こちらは、発電によるエネルギーで75%以上をまかなうタイプになります。
ZEHのメリットにはさまざまなものがあります。
ZEHの大きなメリットのひとつに、暑い夏も寒い冬も年中快適に生活ができるとという点があります。
一般住宅に比べ20%以上も省エネのZEHは、高断熱、高気密、日射遮蔽、換気設備などが優れています。
そのため、室内の温度環境を一定化しやすく、夏の冷房や冬の暖房などをあまり使わなくてもすむようになっています。
暑い夏の冷房から出る冷気や、寒い冬の暖房から出てくる感想した暖気などで、体調を崩してしまう事がおおい人にこそ、ZEHはおすすめです。
冷暖房を使わなくても快適に過ごせるZEHなら、冷暖房によって体調を崩す心配がいらなくなります。
また、高断熱化によって、冬場の窓や壁に毎朝悩まされる結露を防止したり、部屋と廊下やトイレ、お風呂場と脱衣所などの温度差を小さくし、急な温度変化によるヒートショックを防ぐ効果も期待できます。
ZEHのような高性能な家を建てる場合は、どうしても建築費用も一般住宅に比べて高くなってしまいます。
そのため、二の足を踏んでしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、ZEHで建てる場合、補助金を利用できる可能性があります。
もちろん、補助金を利用するには、その交付条件に当てはまっていなくてはなりません。
また、補助金は国の年度予算内のみになります。ZEHの場合、一般社団法人環境共創イニシアチブ(略称SII)にZEHビルダーとして登録されていることが条件です。
補助金には、住宅を対象としたものと、太陽光パネルなど蓄電システムを対象としたものの2種類があります。
住宅を対象とした補助金の場合、その交付条件に当てはまっている場合、定額75万円となります。これは、地域や建てる家のサイズに関係なく全国一律の設定となっています。
もう一方の太陽光パネルなどの蓄電システムの場合、蓄電容量1kwh当たり4万円となっています。
こちらは、補助金額の上限があり、補助対象経費の3分の1、もしくは、40万円より低い金額という制限になります。
例えば、蓄電システムに114万円かかった場合、40万円より低く114万円の3分の1にあたる38万円分が、補助金の上限額ということになるのです。
これらの補助金は、あくまで国の年度予算から捻出されています。
そのため、今後どの程度継続されるかは不明ですので、ZEHを考えているのなら、補助金の交付がある間がおすすめです。
長期優良住宅や低炭素住宅など、ZEHは、認定住宅の条件と重複する部分があるため、それらの条件を満たすようにできれば、さまざまな減税を受けることが可能となります。
例えば、住宅ローン控除の場合、最大4000万円の年末残高の1%である40万円が上限、5000万円の1%である50万円まで可能です。
ほかにも、固定資産税の軽減措置が通常の3年から5年へ期間の延長が可能です。
また、登録免許税の軽減などがあります。この認定をうけるための審査では審査料がかかりますが、認定を受けた後に発生するさまざまなメリットを考えると、審査料を払ってでも審査してもらうのがおすすめです。
もっとも、この減税も国からの補助金と同じく、金額やその対象内容などが変わる可能性があるので、ZEHを考えているなら、早めに検討するのがよいでしょう。
ZEHは、売る時にも大きなメリットがあります。というのも、国自体の方針として、ZEHは今後の住宅の標準性能となる可能性が高いからです。
「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均で住宅の年間の第一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロとなる住宅(ZEH)の実現を目指す」(「エネルギー基本計画」2014年4月閣議決定)とされているように、今後、ZEHであるかどうかは、建物の資産価値にも大きな影響を与えることになるでしょう。
一生の買い物とも言われる住宅を、なんらかの事情で手放さなくてはならない時、なるべく高く売りたいものですよね。
そのような場合、ZEHであるかどうかで、売値にも大きな影響を与える可能性があります。
発電や蓄電のシステムを備えているZEHの場合、災害対策として大きな効果があります。
未曾有の災害で、日本中に大きな影響を与えた東日本大震災の際、ライフラインが断たれ日常生活がままならなくなったり、計画停電によって不便を強いられたことは、いまだに記憶に新しい出来事です。
ZEHは、停電時でも電気などが使えるシステムを備えているので、万が一の時でも、ライフラインを確保しやすく心強い住宅となってくれます。