八王子で注文住宅を建てるなら
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注文住宅で妥協しないためにも、工事の流れは知っておくべき基礎知識です。ここでは、注文住宅の工事の流れについて紹介していくので参考にしてみてください。
注文住宅の工事は次のような流れで行われます。
古い家が残っている場合は、まず解体工事から始めます。また、土地の地盤が弱く、住宅を建てることが難しい場合は改良工事が必要です。
地縄張りとは、縄やビニール紐を敷地内に貼っていく作業です。住宅の位置や部屋割りにそって縄を張っていくことで、建築後の様子をイメージしやすくなります。
工事プランに関する説明は、この時に受けることが多いです。また、地鎮祭(じちんさい)も地縄張りが終わったタイミングで行われます。
基礎工事は、住宅の重量を支える土台を作る重要な作業です。地縄張りでマークした基礎の形にそって掘削(くっさく)し、そこに砕いた石などを敷き詰めます。
その上にコンクリートを流し込んで鉄筋を組み立て。そこからさらに、コンクリートを敷き詰めることによって、強固な土台が完成します。
上棟とは、屋根の一番上にあたる棟木(むなぎ)という建材を取り付けることです。基礎工事の後に柱や梁(はり)で骨組みを組んでいき、最後に棟木を取り付けることで、上棟は終了となります。
完成後は、残りの工事が無事に終わるように上棟式が行われます。
屋根工事では骨組みに野地板という建材を張り、その上に防水加工を施します。この工程を何度か繰り返したのちに、仕上げ材を施工して屋根工事は終了です。
外装工事では外壁の装飾や仕上げを行います。外壁材の種類によっては、耐火・防水性を高めることができ、どの建材を選ぶかで住み心地は変わります。
内装工事では、家の床面や壁面を仕上げていきます。床面では下地となる床板を貼って、その上からフローリングや畳を敷いていきます。
その後に電気工事を施し、キッチンやユニットバスの取り付けを行います。この段階になると、大工さんは現場を引き払っているケースが多いです。不明点などがあれば、内装工事に入る前に確認しておくようにしましょう。
すべての工程を終えたら、建築確認申請通りに施工されたのか検査を行います。工事完了から4日以内に検査の申請をし、それに合格したらようやく住むことができるのです。
建築会社によって工程は多少変わりますが、大まかにはこのような流れで注文住宅は仕上がります。
建築会社によっては、営業と工事現場で担当が異なることがあります。この場合、契約時に話したことが工事現場の担当者にちゃんと伝わっておらず、イメージと違った工事が進められてしまう恐れがあります。
このような失敗を防ぐためには、定期的に現場に出向いて工事の確認することが大切です。工事担当者と話し合って、自分が理想とする住宅のイメージを伝えましょう。そうすることで、認識のズレを防ぐことができます。
また、現場に出向いた際は、工事の様子を写真に残しておくのがおすすめ。作業工程が可視化できるだけではなく、完成後に欠陥が生じた際の重要な証拠にもなります。
工事の内容について正しい判断できない場合は、他の建築士に見てもらうのも効果的です。
完了検査は各都道府県にある検査機関がチェックしますが、注文住宅が依頼した人もチェックを行います。これを内覧会といい、契約した時の図面通りに仕上がっているか確認しなければいけません。
内覧会を終えると引渡しとなりますが、この時点では引渡しのスケジュールは組まないようにしてください。
内覧会で問題が発覚したら、補修工事を行わなければなりません。そうなると、引渡しまでの期間も延びてしまいます。工事が終わるまでは、転居手続きをしても住むことはできません。
ですから、引越しスケジュールは、補修工事のことも考慮した上で調整する必要があるのです。
引渡しが終わっても、引越しには少し期間を設けなくてはなりません。
完成直後の住宅は、工事で使われた接着剤などの臭いが残っています。また、接着剤が完全に乾いていない状態で生活すると、温度変化によって壁紙が剥がれる可能性が高くなるのです。
それ以外では水回りや、電気関係に気をつける必要があります。
水道管は下水道の臭いが逆流するため、ある程度の水を流さないといけません。引渡し後は、まだ水が使われていない状態なので、臭いがこもり生活しづらいです。電気もある程度通電させた上で使用しないと、電気トラブルを起こす原因となります。
そのため、引渡しから2週間程は、間を空けてから引越しをするといいでしょう。一見、長い期間にも感じますが、このタイミングで事前準備が行っておけばスムーズに転居できます。